「人生の道しるべになる 座右の寓話」は面白い。
2024/04/01
こんにちは、Kazuneです。
いよいよ4月ですね。
宿河原 ニヶ領用水沿いの桜は昨日からの今日で、一気に咲き始めてます。
とは、いってもまだ満開ではなく、私予想では２～３日後がちょうどよいのではないかと！
土日は確実に混むでしょうから、平日に見に来れる方は平日のうちに桜を楽しんでください！
さて、４月は学校や職場などの環境も新しくなったり、メンバーが新しくなったりする時期ですね。
会社では「新人」が入ってきて、どう育てていくか大変ですよね？
今日は「人生の道しるべになる 座右の寓話」という本から一つ話を紹介します。
すべての寓話が素晴らしい教訓や身近な問題に置き換えられる話なので、ご興味のある方はぜひ！
【老錬金術師の知恵】（話は短縮します）
昔、ある老父と美しい娘が暮らしてました。
娘はハンサムな青年と恋に落ち、老父に祝福されて結婚しました。
幸せに暮らしていたけど、一点だけ問題が。
夫はありふれた金属を金にかえようとする錬金術に夢中になっており、ほどなく財産もなくなり、食事にも困るほどに。
たまりかねて、妻は「仕事を見つけてください！」とお願いするが、
夫は「もう少しで成功するところまで来ている。成功すればとてつもない金持ちになれるから。」と言い返した。
そこで、妻は父に説得してもらいたいと相談した。
父は「わかった。旦那を連れてきなさい。」と娘に言い、旦那と父が会う日取りを決めた。
旦那は怒られると思いしぶしぶ義父のもとに向かった。
顔を合わせた義父は以外にもこう打ち明けた。
「じつは私も若い頃、錬金術師を目指していたんだ。」
青年にあれこれ質問し、老人は興奮した。
「素晴らしい！君は私がやったことをことごとく達成しているじゃないか！たしかに、あともう一歩のところまで来ている。だが、ありふれた金属を金に換えるにはもう一つ、成分が必要だ！私はそれを見つけたのだが、もう年でそれを実行することはできない。」と嘆いた。
そこで
青年「私ならできます！ぜひ、教えてください。」
義父「バナナの葉につく銀色の粉が１ｋｇ必要だ。」
青年「そうすると何百本も植える必要がありますね。」
５年後、ついに！
青年は魔法の粉を１キロ集めて義父の元に行った。
「素晴らしい！」と老人は叫び、
「ではありふれた金属を金に変える方法を教えよう。女房を連れてきなさい。彼女の助けも必要だ。」
娘が来ると父は尋ねた。
「夫がバナナの粉を集めている間、お前は実をどうした？」
娘「もちろん市場で売りましたよ。そのお金で生活してたんです。」
父「いくらかお金はたまったかね？」
娘「ええ」
父「見せてもらえるか？」
娘が家からお金の入った袋を持ってきて開けると金貨がこぼれ落ちた。
老人は土を一つかみとって金貨の横に置き、青年に語りかけた。
「ごらん。君はただの土を金貨に変えたんだ。」
春に新人が入ってきて、たぶんあるあるなのは、
「昔、俺たちが新人の頃はこうだった。」
「今どきの若いやつは。」
「そんな理想を言う前に仕事覚えろよ。」
なんていうことはないでしょうか？
今どきの若い子を「Z世代」と言ったりするようにたしかに世代のギャップはありそうです。
（あくまで一例ですが）
怒られたり叱られながら、学んだり我慢したりする経験が乏しく、扱いに困ることもよく耳にします。
また、会社説明会では、「若い人材のやりたいことが実現できる！」と聞いてたのに、実際に入ってみると業務ばかりで、全然やらせてもらえない。と言って数か月で辞めてしまう新人の話もきいたりします。
こちらとしては、「まずは通常業務を覚えなさいよ」と思うけど、新人にとってはそうではない。自分が主役となってバリバリ力を発揮したい！という強い気持ちがある。
この寓話の教訓は
若者のやる気、野心をただ頭ごなしに否定してしまうと、「無気力」「無関心」「謀反」に変わってしまう。
ここでの老人は頭ごなしに否定せず、「若者の土俵に立って」若者の夢を認めた上で、そのやる気の方向性をそらした。
やる気、野心を「操縦して」理想主義から実用主義へと形を変えたということ。
これは「新人がやるべきことだろ。みんなやってきたんだ。」ではなくて、
「○○さんがやってくれるとみんな本当に助かる。○○さんがやったときは仕事がはかどるってみんな言ってるよ。」
とか
「○○さんはこういうことを将来的にはやっていきたいんだね。だったら、今のうちにこの仕事をちゃんとできるようになっておくといいよ。私も○○さんのこと応援していくから。」
みたいに
年長者も「共感力」や「コントロール力」を学ばなければいけないかもですね。
写真は今日の桜です。
川崎市多摩区 登戸、宿河原、久地のヨガとシンギングボウルのスタジオ
Root One Yoga
いよいよ4月ですね。
宿河原 ニヶ領用水沿いの桜は昨日からの今日で、一気に咲き始めてます。
とは、いってもまだ満開ではなく、私予想では２～３日後がちょうどよいのではないかと！
土日は確実に混むでしょうから、平日に見に来れる方は平日のうちに桜を楽しんでください！
さて、４月は学校や職場などの環境も新しくなったり、メンバーが新しくなったりする時期ですね。
会社では「新人」が入ってきて、どう育てていくか大変ですよね？
今日は「人生の道しるべになる 座右の寓話」という本から一つ話を紹介します。
すべての寓話が素晴らしい教訓や身近な問題に置き換えられる話なので、ご興味のある方はぜひ！
【老錬金術師の知恵】（話は短縮します）
昔、ある老父と美しい娘が暮らしてました。
娘はハンサムな青年と恋に落ち、老父に祝福されて結婚しました。
幸せに暮らしていたけど、一点だけ問題が。
夫はありふれた金属を金にかえようとする錬金術に夢中になっており、ほどなく財産もなくなり、食事にも困るほどに。
たまりかねて、妻は「仕事を見つけてください！」とお願いするが、
夫は「もう少しで成功するところまで来ている。成功すればとてつもない金持ちになれるから。」と言い返した。
そこで、妻は父に説得してもらいたいと相談した。
父は「わかった。旦那を連れてきなさい。」と娘に言い、旦那と父が会う日取りを決めた。
旦那は怒られると思いしぶしぶ義父のもとに向かった。
顔を合わせた義父は以外にもこう打ち明けた。
「じつは私も若い頃、錬金術師を目指していたんだ。」
青年にあれこれ質問し、老人は興奮した。
「素晴らしい！君は私がやったことをことごとく達成しているじゃないか！たしかに、あともう一歩のところまで来ている。だが、ありふれた金属を金に換えるにはもう一つ、成分が必要だ！私はそれを見つけたのだが、もう年でそれを実行することはできない。」と嘆いた。
そこで
青年「私ならできます！ぜひ、教えてください。」
義父「バナナの葉につく銀色の粉が１ｋｇ必要だ。」
青年「そうすると何百本も植える必要がありますね。」
５年後、ついに！
青年は魔法の粉を１キロ集めて義父の元に行った。
「素晴らしい！」と老人は叫び、
「ではありふれた金属を金に変える方法を教えよう。女房を連れてきなさい。彼女の助けも必要だ。」
娘が来ると父は尋ねた。
「夫がバナナの粉を集めている間、お前は実をどうした？」
娘「もちろん市場で売りましたよ。そのお金で生活してたんです。」
父「いくらかお金はたまったかね？」
娘「ええ」
父「見せてもらえるか？」
娘が家からお金の入った袋を持ってきて開けると金貨がこぼれ落ちた。
老人は土を一つかみとって金貨の横に置き、青年に語りかけた。
「ごらん。君はただの土を金貨に変えたんだ。」
春に新人が入ってきて、たぶんあるあるなのは、
「昔、俺たちが新人の頃はこうだった。」
「今どきの若いやつは。」
「そんな理想を言う前に仕事覚えろよ。」
なんていうことはないでしょうか？
今どきの若い子を「Z世代」と言ったりするようにたしかに世代のギャップはありそうです。
（あくまで一例ですが）
怒られたり叱られながら、学んだり我慢したりする経験が乏しく、扱いに困ることもよく耳にします。
また、会社説明会では、「若い人材のやりたいことが実現できる！」と聞いてたのに、実際に入ってみると業務ばかりで、全然やらせてもらえない。と言って数か月で辞めてしまう新人の話もきいたりします。
こちらとしては、「まずは通常業務を覚えなさいよ」と思うけど、新人にとってはそうではない。自分が主役となってバリバリ力を発揮したい！という強い気持ちがある。
この寓話の教訓は
若者のやる気、野心をただ頭ごなしに否定してしまうと、「無気力」「無関心」「謀反」に変わってしまう。
ここでの老人は頭ごなしに否定せず、「若者の土俵に立って」若者の夢を認めた上で、そのやる気の方向性をそらした。
やる気、野心を「操縦して」理想主義から実用主義へと形を変えたということ。
これは「新人がやるべきことだろ。みんなやってきたんだ。」ではなくて、
「○○さんがやってくれるとみんな本当に助かる。○○さんがやったときは仕事がはかどるってみんな言ってるよ。」
とか
「○○さんはこういうことを将来的にはやっていきたいんだね。だったら、今のうちにこの仕事をちゃんとできるようになっておくといいよ。私も○○さんのこと応援していくから。」
みたいに
年長者も「共感力」や「コントロール力」を学ばなければいけないかもですね。
写真は今日の桜です。
川崎市多摩区 登戸、宿河原、久地のヨガとシンギングボウルのスタジオ
Root One Yoga