川崎市多摩区にあるRoot One Yoga STUDIOは南武線　宿河原駅から徒歩3分、シンギングボウルが体験できる数少ないヨガスタジオです。

こんにちは、Kazuneです。

新年に入り、先日新年初の薬局勤務でした。

新年から「胃腸炎かも。」という方の接客を立て続けにして、「お腹の風邪」の方が来て、「ノロウイルス対策」に次亜塩素酸のスプレーを求める方がいるなど、新年から胃腸系の疾患が流行っているのか？と思う一日でした。

今回のお客様たちは下痢もひどくないし、吐き気もおさまっていたので、胃腸薬で様子をみてもらうことにしましたが、下痢症状の時は整腸薬で様子を見てもらいます。

胃腸炎の場合、ウイルスなり細菌の可能性もあるので、安易に下痢止めはオススメできません。

そして、今回のお薬をおすすめする際も最後には、「症状が落ち着かない場合は病院で診てもらってください。」と一言添えておきました。


そして、ここからが本題ですが

接客をしていて知っていてほしいことがあったので、ここに書いておきます。

【胃が痛かったので、バファリンを飲んでしのいでました。】

薬剤師的にはあり得ない話なのですが、考えてみれば痛いんだから鎮痛薬を飲みたい。という考えは普通だよなー、と。


なぜ、「胃痛」に「鎮痛薬」はだめなのか？
その理由は

頭痛や、生理痛や筋肉痛など「痛い」時に痛みを感じさせるプロスタグランジンという物質が発生しています。

バファリンやイブ、ロキソニンなどの鎮痛薬はこのプロスタグランジンを増やさないようにしてくれるので、痛みが軽減します。

このプロスタグランジンの他の作用として「胃の粘膜を増やす」効果があります。

鎮痛薬を服用してプロスタグランジンが減ると、胃の粘膜も減ってしまうので、胃酸がダイレクトに胃壁を荒らしてむしろ痛みを助長します。

だから、「胃」の痛みに鎮痛薬は飲まないし、空腹時に飲んではいけません。と言います。

たまに「そう思っても仕方ないよね。でもそれはやめてね。」ということが接客であります。私だけでも時々あるので、世間ではきっともっと多くあると思われます。

みなさんもお薬を買う時、よくわからない場合は薬剤師に聞いてくださいね。



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